ニュートンは、岩手に拠点を置き医療機器用プラスチックや車載部品などを製造しているメーカーです。その品質管理や設備についてご紹介します。
ニュートンは品質管理に注力しており、ISO13485を2018年に取得(2022年1月時点)しています。これはISO9001をベースとして、医療機器産業に固有の要求事項を追加したもの。医療用プラスチック部品に要求される品質管理システムが整備されています。
ニュートンの加工設備は、横型成形機が52台、竪型成形機が9台。
品質確保のため、クリーンブースや組立エリアも設けています。そのほか三次元測定機、CNC歯車自動測定器、粘度測定器を備えることで製品の品質を保証。そのほか、クライアントの要望にあった試験を実施することができます。
ニュートンは、クライアントとの共同開発に力を入れている会社です。医療部品はもちろんのこと、車載部品や微細ギアなどの精密小物など、幅広いサイズの成型品に対応。製品の開発については、製品形状・金型構造の設計の段階から関わり、成形部品を自動で組立てるシステムまで対応できます。
同社では、製造機械を自社製造しています。金型製造において、自社製造した機械を用い、設計から加工・試作品評価までを一貫して対応しています。試作品を作成することで、大量生産する前に製品の問題を事前に把握できるほか、高精度な製品開発が可能になり、コストやリードタイムを短縮できます。
研究開発から関わり、基礎研究から量産化までのパートナーを探している医療機器メーカーにおすすめです。射出成形による精度の高いプラスチック部品を製造したい場合には、ぜひニュートンに相談してみてはいかがでしょうか。
他にも量産体制にこだわる会社や品質・生産スピードに長けた会社も特集しています。他と比べて貴社の開発方針と合うベストパートナーを見つけましょう。
求めるパートナーのタイプ別に選ぶ
医療機器プラスチック部品製造会社3選
| 種類数 | 要問合せ |
|---|---|
| 主な対応樹脂 |
要問合せ |
ニュートンで対応できる樹脂の種類について、公式HPに掲載がありませんでした。詳細はニュートンまでお問い合わせください。
ニュートンでは、メッシュ成形や回転抜き成形、二色成形などにも対応しています。特に回転抜き成形については、独自に開発した金型技術で、ネジ製品やウォーム製品のコストダウンに成功しています。
また、国内生産だけでなくフィリピンやタイの海外工場での生産も行っています。
| 対応できる加工技術 | 射出成形 |
|---|---|
| その他加工技術 |
|
おすすめ!
医療機器のプラスチック部材を
製造する企業一覧を詳しく見る

ニュートン独自のモーターを使用しない回転抜き技術を使って作られた内ネジ製品です。

インサート成形で製造した車載センサーです。金型や成形機の腐食のリスクがあるフッ素樹脂も、専用の金型やスクリューを用いて製造しています。

二色成形は、医療機器や車載部品、組み立て用のガスケット部品などさまざまな分野で採用されています。材質または異色の樹脂を交互に成形し2種の樹脂で1つの成形品を作れる技術のことです。成形機には、2本のノズルがあり成形機および金型は特別な仕様を施しています。
ニュートンの公式HPに掲載がありませんでした。
| 所在地 | 岩手県八幡平市大更2-154-19 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:10~17:00(土日・祝日定休) |
| 電話番号 | 0195-75-2222 |
| 公式HP | https://www.newton-ltd.co.jp/ |
医療機器用のプラスチック部品製造に対応している製造会社から、製品開発でよくあるニーズ「品質」「スピード」「量産体制」でそれぞれおすすめの製造会社をピックアップ。対応できる樹脂が多かった順(※1)に並べて紹介します。
【選定基準】
Googleにて「医療機器 プラスチック部品」と検索した際の上位20社中、対応樹脂が明記されていた下記の3社を選定。(2021.11.11時点)
・若林精機工業:調査した20社の中で、製品の品質を称える賞の受賞歴があり、 2大品質表示ISO9001、14001を唯一どちらも取得している企業
・ミヤザキ:調査した中では短納期NO1
・南デザイン:調査した中では唯一ロット数が明確で多かった
(※1)樹脂数は樹脂名が記載されている数を採用しています
(※2)参照元:大阪府HPhttps://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=42325