昭和39年の創業以来、技能士が中心となりプラスチック製品の製造を続けてきた増田樹脂化学工業。安心して生産を任せてもらえるという信頼を財産と認識し、高度化や複雑化している技術の研鑽を重ねながら日々業務に邁進されています。
プラスチック製品は使用する業種や場所によって、非常に厳格な精度や衛生管理を求められることがあります。そのため、増田樹脂化学工業ではクラス200~1,500のクリーンルームを完備しており、一部製品ではカメラによる外観検査を行うなど徹底した対応を行っています。クリーンルームへの入室は1次更衣室・2次更衣室・サニタリー室・エアシャワー室を経てはじめて成形・検査室への入室ができるようになっています。顧客に対して最大限いいもの・高品質の製品を届けるために、あらゆる検査による厳格な品質管理が徹底されています。
プラスチック部品は使用する業種や場所などのシチュエーションによって、求められる形状や品質はさまざまです。そのため、多くの樹脂メーカーでは営業企画段階から商談を進め、クライアント専用製品の製造を依頼されることがあります。増田樹脂化学工業ももちろんその例外ではなく、特にOEM対応にも力を入れられています。多種多様なクライアントニーズに合わせて、新素材や製造方法に関する知識、消費者ニーズの動向などといった情報を勘案しながら打ち合わせを進めます。預かった金型の保守から製造・検査・二次加工・梱包・出荷までをワンストップのサービスで提供しています。
増田樹脂化学工業では、OEM製品以外にオリジナルの製品も販売しています。具体的な製品例としては、歯科医院で使用される、高いコストパフォーマンスと優れた作業効率が実現できる「クイックトレー」やクイックトレーの着脱がワンタッチでできる「クイックマウント」などがあります。他にもプラスチック製の六角箸やユニバーサルデザインのシャワーフック・バー・ミラーなど、身の回りに必要なさまざまなプラスチック製品を世の中に送り続けています。「人に優しい製品を創造し社会に貢献する」というコンセプトのもと、日々研究開発を続けています。
部品は支給してもらい、組立だけの受託にも対応が可能なケースがあります。二次加工品の受託にも対応しています。顧客ニーズに対応できるよう、小ロットの製造も実施しています。最小ロット数については、公式サイトの問い合わせフォームからお問い合わせください。
増田樹脂化学工業は、品質マネジメントシステムの国際規格とされるISO9001の認証を取得しています。登録範囲は、プラスチック成形部品(医療機器・各種容器キャップ・家電部品など)の受託製造ならびに、プラスチック成形による自社開発製品の設計・製造です。
国際規格で保証された品質管理体制を持ち、PDCAサイクルによる継続的な品質改善のもと、製造した製品を提供しています。
増田樹脂化学工業は、製品の品質を保持するため、日々工夫を欠かさず行っていることも特徴です。製品供給の際、特定の製品に対しカメラによる外観検査を行ったり、成形検査室に入室する際には、段ボールを持ち込まない空間をつくり、紙粉防止対策を行ったり、とできることを工夫しています。上記のような工夫に加え、徹底した品質管理にも注力しているからこそ、製品の品質維持につながっていると考えられます。
増田樹脂化学工業ではオリジナル商品もさることながら、OEM供給にも対応しています。そのため、自社業界ならではのプラスチック部品ニーズがある企業の場合、相談をしながら仕様を検討することになるでしょう。また、医療関係の業界で求められるプラスチック部品は、衛生面でもクリアしなければならない課題も大きいです。増田樹脂化学工業は品質管理体制を敷き、工夫を重ねながら高品質な製品の生産を行っています。
求めるパートナーのタイプ別に選ぶ
医療機器プラスチック部品製造会社3選
| 種類数 | 記載なし |
|---|---|
| 主な対応樹脂 | 記載なし |
増田樹脂化学工業が対応できる範囲については特段記載がありませんでしたが、国家資格であるプラスチック成型技能士(射出)の資格をはじめとした専門的資格を保有している製造スタッフが多く在籍しています。そのため、さまざまな加工や製造に対応できるでしょう。なお、2022年2月3日時点の情報では、射出成型技能士が17名(うち特級が5名)、金型製作技能士が6名、放電加工技能士が1名、機械保全技能士が2名在籍しています。
参照元:増田樹脂化学工業公式HP(http://www.mjk1964.co.jp/technology.php)
| 対応できる加工技術 |
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|---|---|
| その他加工技術 |
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ハイクラスな環境設備で製造される医療用器具部品の一例です。各種製品について、OEMで対応しています。

精密さや衛生管理面が重要視される医療用器具のプラスチック部品事例。

こちらは、医療機関で使用するシリンジの一部です。顧客から要求される品質に応えられるよう努力を重ねています。
増田樹脂化学工業が対応してきた医療機器業界例ですが、OEMについては公式HPに写真例が掲載されています。オリジナル製品については、歯科医業界で使用するクイックトレーやクイックマウントの製品事例があります。こちらは、ダウェルピンを使用する場合に比べ、使用石膏量を減らせることから、高いコストパフォーマンスが実現できる製品です。
| 所在地 | 静岡県焼津市坂本221-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:30~12:00/13:00~17:00(土日祝・GW・夏季休暇・年末年始を除く) |
| 電話番号 | 054-627-6317 |
| 公式HP | http://www.mjk1964.co.jp/index.php |
医療機器用のプラスチック部品製造に対応している製造会社から、製品開発でよくあるニーズ「品質」「スピード」「量産体制」でそれぞれおすすめの製造会社をピックアップ。対応できる樹脂が多かった順(※1)に並べて紹介します。
【選定基準】
Googleにて「医療機器 プラスチック部品」と検索した際の上位20社中、対応樹脂が明記されていた下記の3社を選定。(2021.11.11時点)
・若林精機工業:調査した20社の中で、製品の品質を称える賞の受賞歴があり、 2大品質表示ISO9001、14001を唯一どちらも取得している企業
・ミヤザキ:調査した中では短納期NO1
・南デザイン:調査した中では唯一ロット数が明確で多かった
(※1)樹脂数は樹脂名が記載されている数を採用しています
(※2)参照元:大阪府HPhttps://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=42325